主幹保育教諭

18年間のブランクを経て、とても良い職場環境で可能になった保育者としての復帰

私は18年間、保育者の仕事にブランクがありました。新卒で5年働き、その後は専業主婦になりました。その間、保育者以外の仕事をしていたのですが、夫からのアドバイスで再び保育者の仕事をすることになりました。復帰して7年になります。久しぶりの保育者の仕事が務まるのかどうか不安でしたが、フルタイムの契約社員としてこの園で働き始めました。私の子どもは中学、高校生となっていたので、園での仕事も集中してできました。そして、現在、正規職員になって4年目、管理職になって2年目になります。   

 新人の頃は保護者との会話が苦手でしたが、結婚、出産、子育てを経て、保護者の気持ちに寄り添うことの大切さを感じ、保護者の気持ちも受け止められるようになりました。保護者と子どもの様子や成長を話す中で、信頼関係が築け、また、園の運営上のことにも理解頂け、良い関係が築けるようになりました。ブランクが長い私が仕事にやりがいを持ってできるのも、理事長や前園長の温かい見守りの中で、みんなで考える、みんなで決める体制と、一人ひとりの意見を尊重し、なんでも相談できるリーダー、同僚の存在があるからです。安心して仕事をすることができ良い環境で復帰を実現できたと思います。

保護者と一緒に大切な子どもたちの「育ち」を共感できることがこの仕事の魅力

保育者の魅力は子どもの成長を保護者と一緒に見ていくことができることです。子どもの持っている力をどれだけ引き出せるか、一人ひとり引き出し方も違います。その子どもに合った関わり方をすることでその子の能力が引き出されます。担任が日々子どもの姿や変化を保護者に伝え、少しずつ信頼関係を積み重ねていくことで、保護者と一緒に「育ち」を共感できます。保護者の皆さんから「先生方に大きくしてもらいました」と言われますが、家庭の基盤の上に保育園での生活があり、保護者と一緒に育てて来たからこそ今の子どもたちの成長があります。保育園の理念にご理解いただき、信頼してお子様を預けていただいているからこそ感じられる魅力です。管理職になってから特にそんな思いになりました

少しでも保育者の負担を減らし、やりたいことができて、本来の力が発揮できるようにしていきたい

当園では、まず安全第一が基本で、子どもにとって何がいいのかを保育者自身が考えることを大切に保育しています。それぞれのスタッフが考えたことを尊重することを大切にしているのが当園の特徴だと思います。保育者は自分のやりたいことを大切にしてほしいと思います。目標を共有して、やり方はいろいろ考えて、チームで実践していきます。やりたいことにどんなハードルがあるのかはやってみないとわかりませんが、まずやってみます。やってみて上手くいかない時は改善し、次に繋げます。失敗を恐れないことが大切だと思います。理事長はみんなで考えて、自分事として仕事に向き合うことが大切であると指導して下さいますが、それらが上手くいくようにするためにも、私の役割はスタッフに対しては真剣に話を聞いて、一緒に考えることが大切であることを身に染みて感じています。答えはたくさんあり、どれが正解かはわかりません。良い方法を一緒に模索していきます。少しでも保育者の負担を減らし、保育者がやりたいことを実践し、本来の力が発揮できるような環境づくりや意欲に繋がるコミュニケーションを考えていきたいと思います。子どもたちのために、子どもと一緒にこんなことをやってみたい、あんなことをやってみたいと日々考えて、関わっていくことが好きな人たちに、私たちの園にいる保育者たちと保育を語り合ってほしいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です